2010-04-21

理想の相手

欧米には「スピードデート」という日本の合コンのようなものがある。
スピードデートについての説明を、私の愛読書である「人は意外に合理的」から少し引用する。
全員が名札をつけ、ペンとチェックリストをもち、Lサイズのドリンクを手にしていた。部屋のあちこちに散らばる小さなテーブルに女性陣がついた。このイベントを開いたスピードデート会社の代表が司会に立ち、小さなベルを鳴らして、割り当てられた「デート」へと急ぐよう、男性陣に促す。デートの制限時間はおのおの3分間。3分たつとまたベルが鳴り、二人は握手して(勇気があれば、お互いにほおに軽くキスをして)、男性陣は次のテーブルと次の女性にさっと移動する。30分後、お見合いはすべて終了し、参加者はリストのそれぞれの名前の欄にある「デートする」「デートしない」の項目にチェックしていた。その情報は翌日にインターネットでしか確認できないが、スピードデートが終わったあとは、幸せな無知に包まれてバーでおしゃべりすることもできるし、お互いがその気なら"お持ち帰り"もできる。
 スピードデートの利点は「結果がでるときには顔を直接顔をあわせることは無いので、義理でチェックを入れることが無い。」ということだ。つまり、このデートの結果は「本音」であり、だからこそデータとしての価値がある。
では結果を見てみよう。
アメリカとイギリスで行われた2000回以上のスピードデートの結果を集計すると、男性は参加した女性の10人に1人、女性は参加した男性の20人に1人にチェックを入れていて、チェックされやすかったのは「背の高い男性」「スリムな女性」「非喫煙者」「専門職」だった。
ここまでは妥当な結論だ。
面白いのは、なんと、いつもより参加者の質が高くても低くてもチェック率はほとんど変わらなかったのだ。
つまり、いつもより太っている女性が2倍いてもスリムな女性が2倍いても、男性のチェック率は変わらなかったのだ。これは女性にも当てはまった。

まとめ: 人は、自分との相性が完璧なたった1人を追い求めているわけでは無く、市場の状況に合わせて自分の許容レベルを上げたり下げたりしている可能性が高い。


追記: タイトルを「理想の結婚」から「理想の相手」に変更しました。

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