2010-05-24

[書評] 理性の限界

理性の限界

本書は、「アロウの不可能性定理」「ハイゼンベルクの不確定性原理」「ゲーデルの不完全性定理」を使って、それぞれ「選択の限界」「科学の限界」「知識の限界」について論じている。
例えば、「選択の限界」では、民主的な選挙制度を追求すると独裁制に行き着くという驚きの結果が示されている。その他にも、最適な行動を理性的に追求すると理性的でない行動が最適になる、といった非常に面白いものが盛りだくさんだ。

いろいろな主義主張を持った者が議論する、という形式を取っているので非常に読みやすく、かつ何度も読み返したくなるような深さがある。素晴らしい。

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