2010-07-15

[書評] 新書がベスト


新書がベスト

内容:
  • 新書は中身だけで勝負するのでハードカバーより“ハズレ”が少ない。
  • 新書は安いのでもし“ダメ本”を買ってもそこまで大きなダメージにはならない。
  • 1冊のハードカバーの本をじっくり読むより、同じ時間で10冊の新書を斜め読みする方が収穫が多い。
  • まずは新書を300冊読め。
  • 初めは中身を見ずに100冊買え。
  • ハードカバーはもし内容が良ければ文庫化されるし、もしされなくても同じ内容の新書がたいてい存在しているので買わなくて良い。どうしても欲しいときは1度読んだら捨てろ。
  • 内容を覚える必要はない。脳に印象さえ残っていれば、参照したいときに読み返せば良いだけ。そのため、手元に置いておくために図書館で借りずに本屋で買え。
  • 子どもに読書の習慣を根付かせたかったら、まずは親から読書の習慣を付けろ。
他にも読書の“常識”をぶち破ってくれる愉快な1冊。
しかし、指摘したいこともある。
「この本はすごい!」という評価を得た本は必ず文庫化されますし、あるいは新書で出版されます。
現在の日本における出版事情では、ハードカバーでしか手に入れられないスゴ本は、ごく少数だと言っていいでしょう。
これは“訳書”には当てはまらないことが多い。
訳書を最初から新書で出すという例はなかなか無いし、ミリオンセラーになった“ヤバい経済学”ですら、出版されて5年経っても文庫化されない。本ブログで紹介した訳書も同様だ。
本書で紹介されている“ハヤカワ新書juice”では新書で訳書を出版しているが、それでも点数が少なすぎる。
本書がいわゆる“専門書”を想定していないことはわかるのだが、もう少し細かいところまで気を配って欲しかった、とは思う。

そんなこんな言っても、“日本語の本”の読書法としてはとても“使える”本なので、新書初心者から上級者までおすすめできる本だ。

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