2010-09-29

相手に自分にとって好ましい行動をとってもらうには


ティム・ハーフォードの相談コラム:
How can I guarantee a good reference?

My old university tutor often complains when he has to write references – they take up a lot of his time, and he doesn’t get paid for them.
相談者の大学の指導教官は膨大な時間を費やして彼の学生の就職のために推薦状を書いていて、それに対して報酬はなく、愚痴をこぼしているらしい。
How can we motivate my tutor to write a fair and accurate reference, and compensate him for his time?
推薦状1通あたりに対して報酬を支払うことにすると、指導教官には学生のことを酷く書くインセンティブが生まれる。酷い推薦状では就職できず、この指導教官にまた推薦状を書いてもらわなければならなくなるからだ。
就職できたら報酬を支払う、ということにしても、今度は指導教官に学生を大げさに褒め称えるインセンティブが生まれてしまう。
どうすれば指導教官にフェアな推薦状を書いてもらえ、そしてその費やされた時間に対して適切な報酬を与えられるのだろうか?
ハーフォードの回答:
Perhaps he could be awarded a commission: 0.1 per cent of your salary, for as long as you have the job. A couple of hundred successful candidates placed and the sums involved start to build up. If he over-eggs the reference and places you in the wrong job, you won’t last long and he’ll miss out on years or decades of future commission.
ハーフォードは、完璧な解決策はまだ存在していないとしながらも、1つの効果的に思える解決策を挙げている。
それは、その推薦状によって得られた職を続けている間は給与の0.1%をその教官に分け与える、というものだ。
もし大げさに書き立てると、その学生が自分に合わない職に就くことになり、離職してしまう確率が上がるため、指導教官の利益にならない。
ある相手に自分にとって好ましい選択をしてほしいのなら、自分と相手の利害を一致させることが重要だ。

ちなみに、このティム・ハーフォードの記事は、Dear Economistの最後のエントリだそうだ。私自身このコラムをとても楽しみにしていた一読者なので、非常に残念だ。
なお、Dear Economistが終わっても、ハーフォードの他のエントリをこのブログでも紹介していくつもりなので楽しみにしていてほしい。

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