2011-02-15

因果と相関の違い―成功と学歴の関係から―


よく間違われやすい因果と相関の違いについてとても良い例があったのでこれを例にとって説明してみよう。

個別では微妙ですが学歴いい集合と学歴普通集合の平均成功度を数値化するとやはり前者が勝る気がします。 日本では。 RT @masanork: 必死だなあ。世の中そんなに学歴で人生が決まるかな / 「論理的に考えられる人が好きなんです」 http://htn.to/SwQt7V10:47 PM Feb 12th via Echofon


Tehu(@tehutehuapple)の言っていることはおそらく正しい。
しかし、名門大学を卒業して成功する人は「名門大学を卒業したから」成功するわけではない。成功する人には高い能力があり、名門大学を卒業というのはその能力を示したに過ぎない。名門大学を卒業できるほどの能力があるほうがそのような能力が無いより成功しやすいというだけのことだ。

気温が上がると(それが原因で)アイスクリームがよく売れるようになる、というような関係を「(正の)因果がある」という。
対して、上の学歴のように高学歴に伴って成功確率が上がる、というのは「(正の)相関がある」という。
ややこしいようだが、アイスクリームがよく売れるから気温が上がるわけではないのは誰でも知っている。それが学歴の場合は異なる。学歴や成功確率はその人の能力・運などの要素が絡みあった結果であり、特定の原因は見つけることができない。相関はあくまで「Xが上がるとYも上がる(もしくはXが上がるとYは下がる)」ということを示しているに過ぎない。
ここを勘違いすると、「成功する」ために東大になんとしてでも入ろうとする人が出てくる。
成功するために大事なのは、高学歴を取得できるほどの能力と努力であって、東大に入ることではないのだ。

追記: 学校に通うことによって能力自体が向上する面もあるので、一概に「学歴と成功には因果関係がない」とは言い切れないが、絶対に東大に入らなければ、というほど大きいわけではないのは確かだろう。


0 件のコメント:

コメントを投稿